2018年7月3日 航空連合
AI・ロボット導入に賛成6割、反対1割
賛成:「効率化し、人しかできない仕事に集中」、「人材不足解消」
反対:「高齢者の苦手感」、「温もりあるサービスを提供したい」
航空関連産業で働く仲間の産業別労働組合の「航空連合」が、このたび全国の空港地上職1300名の声を集めた「空港現場で働く意識調査」を行い、地上職が活躍する空港の裏側を紹介します。
本結果を通じて、旅行やお仕事で空港を利用する方や就職活動で航空産業などをご検討の方達、地元に空港がある方達に、空港で働く裏方のお仕事の実態と、日々の定時・安全運航を支える仕事にかける現場の思いなどを感じていただけると幸いです。
昨今、ニュースなどでも話題のAIやロボットの空港現場への導入に関して聞いたところ、6割以上が賛成と答え、反対は1割に留まった。賛成の理由としては、AIやロボットの導入で作業の効率化を図り、人しかできない業務への人財を集中したサービスを改善したいという声が7割近くを占めた。一方、反対の理由としては、「人の温もりのあるサービス」や「技の伝承」を挙げる声が多かった。
・AIを導入することで、人財が浮いて、よりいろんな場面に人財の活用が出来るから。【男性/31~35歳/グランドハンドリング(ランプ)】
在宅勤務等、働き方の幅が広がる【女性/26~30歳/グランドスタッフ】
・子どものお客様が喜ぶから【女性/20~25歳/グランドスタッフ】
・機械化やシステムの導入は必要不可欠。10・20年先に今と同じハンドリングができることはまず無いと考える。
航空業界の発展の為にも未来のハンドリングを考えるべき。【男性/26~30歳/グランドハンドリング(貨物)】
・将来的な人材不足や従業員高齢化を見据えれば、導入を進めていく必要がある。 【男性/36~40歳/スタッフ】
・人間の温かみのあるサービスが売りの仕事であると考えている為。又、それをしたくてこの会社に入った為。【女性/20~25歳/グランドスタッフ】
・技の継承が若年層にできないため。【男性/46~50歳/スタッフ】
・自分の業務に誇りを持っているから。【男性/36~40歳/グランドハンドリング(ランプ)】
・イレギュラーが常に起こる現場だから。【女性/26~30歳/グランドスタッフ】
・空港は、人との触れ合いが魅力だと思う。【女性/51~55歳/スタッフ】
・私たちの仕事がなくなるからです。【女性/20~25歳/グランドスタッフ】
・高齢のお客様が対応できないから【男性/26~30歳/グランドハンドリング(ランプ)】
キャリア編はこちらから:http://hataraku.jfaiu.gr.jp/research2018.php
空港おすすめスポット編はこちらから:http://hataraku.jfaiu.gr.jp/research2018-spot.php
全国各地の空港を支える裏方たちのお仕事インタビューや、働く現場のあるあるが詰まった動画・4コマ漫画などをご覧いただける、空港で働く魅力を発信する特設ウェブサイト「空港の裏方お仕事図鑑」をリリースし、インタビューなどコンテンツを更新しています。
空港の裏方お仕事図鑑:http://hataraku.jfaiu.gr.jp/
航空連合は、航空関連産業で働く仲間・労働組合が大同団結し、産業の魅力向上や基盤強化に向けて1999年10月に結成された、航空労働界を代表する最大の産業別労働組合です。54の企業別組合の41,419人(うち、客室乗務員は14,000人)で構成され、ナショナル・センター「連合」に加盟しています。本部の他、北海道、成田、東京、大阪、愛知、福岡、沖縄の7つの地方組織を持ち、産業政策提言を中心にそれぞれ活発な活動を行なっています。その他、各種セミナーやフォーラム・シンポジウムを開催し、加盟組織内における情報共有や交流の促進を図り、様々な取り組みを通じて航空産業の健全な発展とそこに働く者の生活・働き方の向上に向けて取り組んでいます。
URL:http://www.jfaiu.gr.jp/
調査結果詳細や職種に関しては「空港の裏方お仕事図鑑」の調査結果ページをご覧ください。
調査結果詳細:http://hataraku.jfaiu.gr.jp/docs/research2018.pdf
※調査結果をご利用の際は「航空連合調べ」と表記をお願いします。
航空連合PR事務局(エポックシード株式会社内)担当:森下・松成
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